■痛風・高尿酸血症とは?
プリン体が多いほど血中の尿酸値が高くなり、突然激痛が襲うのが痛風です。尿酸は尿中に排泄されますが、体内の尿酸が増えると血液中に蓄積されて高尿酸血症になります。■痛風・高尿酸血症ってどんな病気?
細胞内のDNAやRNAなどの核酸や体内のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)が分解すると「プリン体」という物質になり、肝臓で尿酸に代謝され、その後、腎臓で老廃物としてろ過され、尿となって排出されます。プリン体が多いほど血中の尿酸値が高くなり、血中尿酸濃度が7mg/100mlを越えると高尿酸血症と診断されます。
高尿酸血症の状態が長く続くと、血液に溶けきらなかった尿酸は結晶になって関節に沈着し、急性関節炎を引き起こします。痛風は、ある日突然に痛風発作と呼ばれる関節の痛みが起こる病気で、足の親指に多く発症します。痛風発作を繰り返す事で、やがて関節がこぶ状に膨らむ痛風結節が出来ます。高尿酸血症の約10%の人に急性の関節炎発作が起きます。この状態を痛風と呼んでいます。
尿酸値の高い人には、肥満・高脂血症・耐糖能異常・高血圧症などがしばしば見受けられます。高尿酸血症を治療せずにいると、動脈硬化を促進し、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓障害などの合併症を引き起こす危険があります。
女性はホルモンの関係で尿酸値が上がりにくい事から、患者の99%は男性が占めています。
痛風発作は、突然に足の親指の付け根の関節が腫れて、激痛を起こす病気です。かかと・こぶし・くるぶし・アキレス腱・ひざの関節などに痛みがあらわれる事もありますが、痛風発作の7割は足の親指に起こっています。痛みは2~3週間続く事もありますが激痛は1週間程度で治ります。これらの痛みは一旦は消えますが、放っておくと年に1~2回の頻度で痛風発作を繰り返しますから早期治療する事をお進めします。
■原因
尿酸バランスを崩す原因としては、生活習慣による食生活によってプリン体の過剰摂取や遺伝による体質的なものから、激しい運動やストレス・肥満が挙げられます。また、腎機能が低下している人や利尿薬を服用している人も高尿酸血症になりやすいようです。
◎痛風になりやすい人
⇒中年の男性
圧倒的に痛風に多い傾向は、30~50代の男性です。
⇒大食いする人
大食いする人が痛風になりやすいです。
⇒血中尿酸濃度が高い状態の人
血中尿酸濃度が高い状態が、5~10年続いている人は痛風を発症になりやすいです。
⇒.運動をする人
特に激しい運動で、筋力トレーニング・テニス・バスケット・サッカーなどのスポーツをしている人が多いようです。
⇒.肥満~肥満気味の人
大食いする人が肥満・肥満気味になり痛風にかかりやすくなります。
⇒アルコール
暴飲暴食。とくにビール好きで、大量に飲む人が痛風になりやすいです。
⇒活動的も精力的に取り組む人
仕事や趣味など活動的で精力的に取り組む人に多くなりやすいです。
■対策
◎運動は軽いものに
全身をつかった適度なジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動によって尿酸値を下げることで痛風発作を起こさないようにできます。痛風や高尿酸血症になる人は、激しい運動や筋力トレーニングのように無酸素運動をしている傾向が有ります。運動は逆に尿酸値を上げますから、激しい運動や過度の筋力トレーニングは、急激な尿酸値の上昇を招き、痛風発作を誘発する危険を伴いますから、痛風発作を起こさないために、全身を使った軽い運動をするようにしましょう。
◎食事に注意
食事でとるプリン体に注意する必要があります。プリン体を摂取すると体内で尿酸になりますから食事で多くのプリン体をとると尿酸値が高まります。
⇒プリン体を多く含む食品とは?
肉類や青魚、海老などプリン体を多く含む食品は避ける。これらは食べ過ぎに注意しましょう。
⇒尿をアルカリ性に保つ食品とは?
尿をアルカリ性に保つ食品には、海藻類・緑黄色野菜・牛乳・根菜類などがあり積極的に食べると良いでしょう。痛風や高尿酸血症の人は、尿中の尿酸が多いので、尿路結石ができやすです。尿路結石の予防は、十分な水分補給と尿をアルカリ性に保つ食品を摂取するのが効果的になります。
⇒摂取エネルギーの制限
過剰なエネルギーを摂取することは、プリン体を多く摂取する可能性が高くなりますから制限することをお進めします。
⇒アルコール
ビールは適量であれば問題ありませんが飲みすぎやアルコールによって食べ過ぎは、多量のプリン体を摂取しますから注意が必要です。また、アルコールには尿酸の合成を促し、尿酸の排出を妨げる事から尿酸値を上昇させてしまいますので極力控えるか、禁酒する事をお進めします。

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